学校で求められているのは、「学力」のほんの一部に過ぎません。人生を楽しむことができる基になる能力、それが本当の学力なのです。
私たちは体を動かすと楽しくなります。夢を見ても楽しくなります。何故でしょうか?
それはすべて、「視覚イメージ」とかかわりがあるのです。人間は何千年も変わっていません。ギリシャ時代から同じです。調べてみると、ソクラテスやプラトンもみな、同じことを言っています。
視覚イメージを再現し、動かすことに、人間は快感を感じます。そして視覚イメージを再現するとは、「理解する」ことであり、視覚イメージを動かし、操作するとは、「考える」ということなのです。「考えることは、本当は楽しい」ことなのです。
どんぐり教育研究会では、「考えることが楽しいなー」という子供を育てたいと考えております。子供たちに毎日してほしいのは、計算や漢字の練習ではありません。
私たちが指導しているのは、どんぐり倶楽部の「良質の算数の文章問題」を、視覚イメージを使って絵図で解くことです。これこそが言葉をイメージにする練習だからです。
一般的に言う「頭がいい」とか「理解力がある」とか「吸収力がある」ということは、単に計算が速いとか、知識量が多いことなのではなく、「イメージ操作力がある」ことなのです。この力は一生の財産になりますし、どんなに早い時期からはじめても、何の弊害もありません。受験の場面でしか通じない力を一時的につけたとしても、長続きはしないのです。
「どんぐり倶楽部」の理論と教育手法は、糸山先生がかつて塾の先生を指導する立場にあったカリスマ講師としての経験から、誰もが100%考える力を身につけられるよう、工夫の限りをつくして構築されています。