新大学入試制度ってどういうこと?

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

大学入試センターは12月4日に、センター試験にかえて2020年度に始める大学入学共通テストに向けて、11月に実施したプレテストを公表しました。

そもそもこのセンター試験から、新しい共通テストに変更しようという試みは、

公表されている内容でみると

情報化、AI技術の進展、グローバル化、少子高齢化、人口減少社会、不透明な国際情勢などどれも日本の未来の問題に対処すべく20年先の日本の未来予想図を基にして、このような人材がほしいんだ!という新しい人材の担い手を求めるための試験としていくということです。

大学入試制度の変更によって、今後の勉強の仕方は?

そのため

1991年1月から実施された大学入試センター試験に代わり、2021年1月から新しく導入される共通テストでは、センター試験で出題されてきたマーク式問題に加え、国語と数学に記述式問題が導入されることになります。
また、英語も4技能を評価する問題に変更となります。(2023年度までは「読む・聞く」の二技能に民間団体が認定する4技能試験を併用させます)

2021年度ということは、2017年の4月に中学3年生のお子さんが影響を受けます。

高校教育で培うことを目的にしている今回の改革で

学力の3要素である①知能・技能の確実な習得 ②①をもとにした思考力、判断力、表現力 ③主体性をもって多様な人々と協働して学ぶ態度 を多面的に評価するための大学入学者選抜試験にすることに移行させていきます。

2020年から実施されているPISAでの日本の読解力の強化に本格的に乗り出したとみます。

2015年に72カ国・地域の15歳約54万人を対象に実施した学習到達度調査(PISA=ピザ)の結果を公表。
日本の平均点は「科学的応用力」が前回12年の4位から2位、「数学的応用力」は7位から5位と共に順位を上げたが、「読解力」は4位から8位に落ち、平均点も22点下がった。

PISA

義務教育修了段階にあたる15歳を対象に調べる。各生徒が正答した問題の難易度などから得点を推計し、国別平均点を出す。00年から3年ごとに実施され、今回は約54万人が参加した。日本では、無作為抽出された198校、約6600人の高校1年(一部16歳を含む)が受け、今月6日に結果が公表された。原則として問題は公表しない。
(2016-12-30 朝日新聞 朝刊 2社会)

など、日本の平均点は、科学538点(前回比8点減)▽数学532点(同4点減)▽読解力516点。OECD加盟35カ国中の順位は科学、数学とも1位で、読解力は6位だった。

マークシートだけでは「思考力・判断力・表現力」を推し量ることは難しく
PISAの結果における日本の読解力強化のためにも、記述式問題を取り入れる形はいたしかたなかったとはいえ、
個人的感想ですが、英検の記述式でもあるような採点者によってばらつきが出ることは確実で、合格したかどうかが発表までわかりずらいといった弊害もありそうです。

大学入試改革によって、
高校、中学、小学校での教育現場の変革が肝になりそうです。

結局、今できることは

付け焼刃的な暗記でどうにかなるテストでなくなることは確かなので、基本に忠実に理解力を高め、普段から暗記便りの勉強法改め、受け身一辺倒ではなく主体性をもって対話的な深い学びを行う必要がありそうです。

う~ん、難しいなぁ。

英語4技能を日々楽しみながら強化しましょう

☆英語に関しては、グローバル化が進んでいる以上いくら翻訳機能が発展したとはいえ地道に積み上げ式勉強をお勧めします。まずは理論を知って使う!実践的な英語習得にぜひ取り組みましょう!

SCHOOL BRIDGEでは 小学校中学年あたりから英語の文法を(英語の理論)を学んでいけます。毎日の習慣にして、4技能マスターに早めに手を打ちましょう。

遠方の方にも対応しております。

英語無料体験 2週間コース お問合せ 075-748-6690 school@bridge.mixh.jp

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加