先の新学習指導要綱によりH22年から23年にかけて順次授業時間数を増やして対応していきました。
小学校
国語 : 1・2年生で週9時間に増加
算数 : 2~6年生で週5時間に増加
理科 : 4~6年生で週3時間に増加
体育 : 1~4年生で週3時間に増加
外国語活動 : 5・6年生で週1時間新設
中学校
国語 : 2年生で週4時間に増加
社会 : 3年生で週4時間に増加
数学 : 1・3年生で週4時間に増加
理科 : 2・3年生で週4時間に増加
保健体育 : 各学年で週3時間に増加
外国語 : 各学年で週4時間に増加
具体的な内容は、ここでは割礼させていただきますが、どうでしょうか。「生きる力」は、はぐくまれたのでしょうか。
H29年度3月 新しい「生きる力」が公示されました。
今回の学習指導要領では、第4次産業革命の時代を見据え、予測不能な変化に対して柔軟に対応できる「生き抜く力」を育むために、「主体的・対話的で深い学び」の実現、が大きなテーマに掲げられている。
「生き抜く力を育む」という理念の具体化には、「生きて働く“知識・技能”の習得」、「未知の状況にも対応できる“思考力・判断力・表現力等”の育成」、「学びを人生や社会に活かそうとする“学びに向かう力・人間性”の育成」の3本の柱を偏りなく実現することだ、としている
※文科省より引用
小学生には2020年度より中学生には2021年度より実施される予定であります。
2020年とは東京オリンピックと同じ年で、まだあと3年はあるかぁ~と思ってしまいますが、2018年より段階的に移行期間に入るようです。
情報活用能力(ICT活用能力)とアクティブラーニング
今回の改訂の新しいポイントはやっぱり、情報活用能力(ICT活用能力)とアクティブラーニング
小学校指導要領案には
~情報活用能力の育成を図るため 各学校において コンピュータや情報通信ネットワークなどの情報手段を活用するために必 要な環境を整え,これらを適切に活用した学習活動の充実を図ること。
ま た,各種の統計資料や新聞,視聴覚教材や教育機器などの教材・教具の適 切な活用を図ること。 あわせて,各教科等の特質に応じて,次の学習活動を計画的に実施する こと。
ア 児童がコンピュータで文字を入力するなどの学習の基盤として必要と なる情報手段の基本的な操作を習得するための学習活動
イ 児童がプログラミングを体験しながら,コンピュータに意図した処理 を行わせるために必要な論理的思考力を身に付けるための学習活動
とあります。
小学校で身に着けたICT活用能力を次の中学校でも生かすことや、実際にICTを効率よく使いこなす先生の力量の見せ所でもあります。
次の10年後には果たしてどんな指針が出るのか・・・楽しみです。
引用 小学校学習指導要綱案